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財前光と付き合うようになってから俺の性格が少し変わったとか周りから言われるようになった。
"―――絶対優しくなってるわよ"
そないなん小春から言われたかて自分はピンと来るもんやない。
せやけどいつも一緒に居る奴から言われたらそれはもう疑う余地もあらへんのやて…。
例えば、どこらへんが、どうとか具体的に言うて貰わんと納得のしようがない。
どこらへんが?
「先輩最近手繋ぐ時嫌がりませんよ」
そうなん?
「あと、たまーに善哉奢ってくれますよ」
え?マジで?
「それから、結構俺部活ん時とか先輩に寄り添っとるのに…」
ーーーあ、ーアーッ、もう解った、解ったからお前黙ろう、な?
「最初はそら、目も合わせてくれませんでした」
せやったかなぁ…ごっつい視線感じてウンザリしとったからなぁ。
「俺に何か奢ってくれるとか有り得んかった」
まぁな、小春以外に使う金は持ち合わせてへんしなぁ…。
「殆ど小春先輩とくっついとったし…」
スマン、ほんまスマン、俺絆されてしもとるんやと思う。
何かの悪夢ちゃうか、俺は何時からこないに丸なってしもたんや。
流されたんや無うて…。
一緒に居るとどないしたら喜ぶんやろ、とか考えるんは好きやなて自覚した頃からや。
別に俺は必死やない、必死やったんは寧ろ光の方やったやろ。
その気持ちが何か俺の奥に届いたんかなぁ…、放っとけへん、やら、何やら…。
ちらりと一緒に居った光を見たらごっつい嬉しそうに笑ってきよった。
「光のそないな顔、もっと見たいなて思うだけちゃうかな」
「せやからて、俺前のまんまの先輩でも十分に好きやから問題無いっすわ」
「どないやねん、ほならもう手繋ぐん無し」
とか言うて突き放したら光はそれでも諦めずに俺の腕にしがみ付く。
最初はこれが当たり前やったんやな、どんだけ払うても蹴り飛ばしても好きや好きやて
ほんまに変わった奴や。
ああ、こいつにとったら、俺は俺やから、どないしようが好きなんやなて、思た。
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